きかんしぜんそく
気管支喘息とは
-ABOUT ASTHMA-
> 予防のポイント ~毎日の自己管理を行う~
-ASTHMA PREVENTION-
喘息は「毎日の管理」が肝心
喘息は発作がおきたときだけ処置をすればいいというものではありません。また、数週間で治る病気ではありません。
糖尿病や高血圧と同じように、何年にもわたって毎日治療を続ける必要のある病気です。そのため、毎日の自己管理が必要です。自分の病気や服用している薬についての理解も大切です。
喘息日記をつけよう
まず、自己管理のために実践したいのが症状や体調、日常生活などについて日記をつけることです。
日記をつけることによって、どんな時に発作がおこりやすいかなど、自分の症状を把握しやすくなります。また、日記を医師に見せることによって診断や治療の助けとなります。薬が適切かどうか、症状が治まってコントロールできているか、副作用が出ていないかなど、医師にとって重要な情報源となります。
1.夜間・早朝の喘息症状
上のイラストのような喘息症状により、夜眠れなかったり、夜間や早朝に目が覚めたりすることがありましたか?
2.日中の喘息症状
日中、喘息症状がありましたか?
3.生活への影響
喘息症状により仕事や家事がはかどらなかったことがありましたか?
4.発作治療薬の使用
発作止めの薬または薬剤を使用しましたか?
5.長期管理薬の使用
毎日服用または吸入する薬または薬剤のことです。
処方された薬剤名を左の欄に記入し、医師の指示通りに服用または吸入できたら○をつけましょう。
6.その他
症状の詳しい内容や気になる事柄など、医師に伝えたいことがあれば記入しましょう。
ピークフローをつける
喘息がきちんとコントロールされているかどうか自分の状態を知るには、ピークフロー値が役にたちます。ピークフロー測定は、毎日行う必要がありますが、家庭で簡単にできます。
測定器(ピークフローメーター)をくわえて、できるだけ速く息を吐き出すことで、ピークフローが測定でき、それを毎日喘息日記に記録することで自分の呼吸機能の状態が把握できます。気道の炎症が悪化して気道が狭くなっていると、測定値は低くなり呼吸機能が悪くなっていることが分かります。
<ピークフローの見方と記録法>
・「基準値」を知る。
年齢、性別、身長から標準値を「標準予測値表」から読み取る。
または、自分の最良値を割り出す。
・朝と夜、毎日同じ時間帯に測る。
・日記に記録する